NIGHT GUIDE / INFRA HEROES

予約が取れたら、一生モノ──日本橋蛎殻町すぎた。男が一度は連れていきたい、食べログ日本一の鮨

予約が取れたら、一生モノ──日本橋蛎殻町すぎた。男が一度は連れていきたい、食べログ日本一の鮨

カウンターに、彼女と肩を並べて座る。白木の一枚板の向こうで、職人の手が静かに動く。余計な音はしない。出てきた一貫を彼女が口に運んだ瞬間、目を見開いて「……なにこれ」とこぼす。その横顔を見られただけで、もう男としては勝ちです。今日は、一度は連れていきたい憧れの一軒――日本橋蛎殻町「すぎた」の話をします。

食べログ日本一。「予約が取れない」が代名詞の鮨

「すぎた」は、いまや日本で最も予約が困難な鮨屋のひとつです。食べログの点数は4.6超で全国の鮨トップクラス、2017年からミシュランの星を守り続け、基本は紹介がないと入れない一軒。電話が繋がっただけで運がいい、と言われる世界です。大将・杉田孝明さんの握る江戸前は、奇をてらわない王道。だからこそ、ごまかしが一切効きません。

たとえば、この車海老。茹で立ての温もりが残るうちに握って出してくれます。プリッと弾ける殻際の食感と、頭の味噌のような濃厚な甘み。手間を惜しまない仕事が、そのまま一貫の味になっています。出された瞬間に食べる――それが、この海老への礼儀です。

日本橋蛎殻町すぎた 車海老の握り

そして締めの雲丹。海苔の香りと、人肌に握られた米の温度で、雲丹の輪郭がふわりと立ち上がります。口に入れた瞬間にとろけて消えるのに、甘い余韻だけが長く残る。「うまいものを食わせたい」という一心が、最後の一貫まで真っ直ぐ伝わってきました。

日本橋蛎殻町すぎた 雲丹の握り

現場で鍛えた「段取り力」を、デートでも

こういう店は、ただ行けば勝てるわけではありません。むしろ準備が9割です。第一に、予約。紹介の伝手がなければ、行きつけの寿司屋や知人に正直に相談する。現場で協力会社との関係を一から作るのと同じで、人の縁が一番の近道になります。第二に、振る舞い。カウンターでは大声を出さない、写真は手早く、香水はつけない。職人と他のお客さんへの気遣いが、そのまま隣の彼女への気遣いに見えます。第三に、勘定。会計は彼女が席を立っている間にさっと済ませる。土木でも運送でも、段取りのいい男は現場で信頼される。その力は、こういう場でこそ効くんです。

毎日、現場で汗をかいて稼いだ金です。たまには、自分と大切な人のために、最高の一席を取りに行く。そのための一年なら、頑張れる。予約が取れたら、その夜はきっと一生モノになります。INFRA HEROESは、そんな本気の夜を全力で応援します。

出典:日本橋蛎殻町 すぎた(食べログ) https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13018162/

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